図解 よくわかる経絡治療講義

図をふんだんに使った講義で経絡治療をマスターしよう!

『素問』『霊枢』『難経』など古典を基礎として理論体系化した「経絡治療」。多くの鍼灸師が一度は学ぶ古典医学の流派ですが、「『陰陽』『五行』など言葉が独特で理解できない……」「なぜ脈で病気が分かるの?」「どこから勉強していいのかわからない」などなど、さまざまな壁にぶつかり、断念した人も少なくないのではないでしょうか。
本書は、夏期大学講師の大上勝行氏による実際の講義をわかりやすく編集した一冊。図もふんだんに用いているため、黒板で実際の講義を受けているような感覚で、経絡治療を初学者でも簡単に、かつ実用的に学べる! 自分の治療スタイルを固めていくきっかけの一つに、本書を活かしてもらえれば幸いです。

第1章 経絡治療とは 
第2章 病理病証
第3章 病証から病理を導く
第4章 証を立てる
第5章 脈状と病証第6章 肝虚証
第7章 腎虚証
第8章 肺虚証
第9章 脾虚証
第10章 肝実証

出版社 ‏ : ‎ 医道の日本社 (2014/8/7)

発売日 ‏ : ‎ 2014/8/7

言語 ‏ : ‎ 日本語

単行本 ‏ : ‎ 226ページ

ISBN-10 ‏ : ‎ 4752911426

ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4752911425

寸法 ‏ : ‎ 21 x 2 x 14.8 cm


価格 3,740円

ページサンプル(医道の日本サイト)
電子書籍紹介(立ち読みあり)

著者より

 経絡治療は古典医学をアレンジした、非常に優れた鍼灸システムです。しかし、まだまだよりよくすべき点もたくさんあります。

 昭和の創生期から余りバージョンアップされていなかった経絡治療が、「日本鍼灸医学(基礎編)」(経絡治療学会編)によって、寒熱病証などの考えを加えて、より詳らかなものとなりました。「経絡」の「虚実」を診察・診断・治療の柱としていたものに、寒熱や波及の概念を加えたのです。これによって病証の捉え方が立体的になり、病症にもアプローチしやすくなりました。ただし従来のシンプルな経絡治療に慣れてきた人達とっては、黒船来襲の如きカルチャーショックでもあり、受け入れにくかったと思います。

 この本は経絡治療夏期大学研究科において説明してきた、新しい経絡治療の解読書です。経絡治療に対して古いままの認識でいる人に、是非読んでいただきたいです。ここだけの話ですが、夏期大講師の間で「生徒に質問された時に参考になる!」と、竊に読まれている本です。