著者:仁木 小弥香
看護師で助産師の私は、鍼灸師となり女性の健康に寄り添う中で、先人たちは女性の身体の不調や疾患について、東洋医学的にどのようにとらえて治療し、養生法や手当ての方法を伝えていたのかを学びたいと思い、また鍼灸の技や知識も大切に守り伝えなければ、産婆の技のように途絶えてしまうのではと危惧しました。この度、古典書物「景岳全書」を少しずつ読み進めることとなり、書き下し文と口語訳、コラムを『「景岳全書」婦人科を読む』として連載します。同時に解説は山口誓己先生が担当してくださいます。「景岳全書」を紐解き、学び、臨床に生かすことで後世に伝える小さな一歩になればと考えております。
目次
- 1. 0. はじめに
- 2. 1. 序
- 3. 2. 婦人規上
- 3.1. 2-1. <総論類>
- 3.1.1. ・婦人九證一
- 3.1.2. ・論難易二
- 3.2. 2-2. <經脉類>
- 3.2.1. ・經脉之本三
- 3.2.2. ・經脉諸臓病因四
- 3.2.3. ・經不調五
- 3.2.4. ・血熱経早六
- 3.2.5. ・血熱経遅七
- 3.2.6. ・血寒経遅八
- 3.2.7. ・血虚経乱九
- 3.2.8. ・腎虚経乱十
- 3.2.9. ・経期腹痛十一
- 3.2.10. ・崩淋経漏不止十二
- 3.2.11. ・殺血心痛十三
- 3.2.12. ・熱入血室十四
- 3.2.13. ・辨血色十五
- 3.2.14. ・血枯経閉十六
- 3.2.15. ・經脉類論列総方十七(処方のみ)
- 3.3. 2-3. <胎孕類>
- 3.3.1. ・胎脈十八
- 3.3.2. ・胎候十九
- 3.3.3. ・安胎二十
- 3.3.4. ・悪阻二十一
- 3.3.5. ・胎気上逼二十二
- 3.3.6. ・胎漏二十三
- 3.3.7. ・妊娠卒然下血二十四
- 3.3.8. ・胎動欲墮二十五
- 3.3.9. ・数墮胎二十六
- 3.3.10. ・胎不長二十七
- 3.3.11. ・鬼胎二十八
- 3.3.12. ・妊娠薬禁二十九
- 3.3.13. ・妊娠寡慾三十
- 3.3.14. ・胎孕類論列総方三十一(処方のみ)
- 4. 3. 婦人規下
- 4.1. 3-1.<産育類>
- 4.1.1. ・滑胎三十二
- 4.1.2. ・催生三十三
- 4.1.3. ・穩婆三十四
- 4.1.4. ・産要三十五
- 4.1.5. ・逆産三十六
- 4.1.6. <番外編>逆子治療の現在地
- 4.1.7. ・胞破産難三十七
- 4.1.8. ・胞衣不出三十八
- 4.1.9. ・気脱血暈三十九
- 4.1.10. ・児初生初誕法詳小児門四十
- 4.1.11. ・子死腹中四十一
- 4.1.12. ・産門不開産門不閉子宮不収四十二
- 4.1.13. ・小産四十三
- 4.1.14. ・下胎断産四十四
- 4.1.15. ・産育類論列総方四十五(処方のみ)
- 4.2. 3-2.<産後類>
- 4.2.1. ・論産後当大補気血四十六
- 4.2.2. ・論産後参禁四十七
- 4.2.3. ・産後腹痛四十八
- 4.2.4. ・産後発熱四十九
- 4.2.5. ・産後乍寒乍熱五十
- 4.2.6. ・蓐労五十一
- 4.2.7. ・産後喘促五十二
- 4.2.8. ・産後悪露不止五十三
- 4.2.9. ・産後発痙五十四
- 4.2.10. ・産後大便秘渋五十五
- 4.2.11. ・産後雑証方五十六
- 4.2.12. ・産後類論列総方五十七(処方のみ)
- 4.3. 3-3.<帶濁遺淋類>
- 4.3.1. ・帶下五十八
- 4.3.2. ・白濁遺淋五十九
- 4.3.3. ・婦人夢與鬼交六十
- 4.3.4. ・帶濁遺淋類論列総方六十一(処方のみ)
- 4.4. 3-4.<乳病類>
- 4.4.1. ・乳少六十二
- 4.4.2. ・乳出六十三(本文①)
- 4.4.3. ・吹乳妒乳六十四
- 4.4.4. ・乳癰乳巖六十五
- 4.4.5. ・乳病類論列総方六十六(処方のみ)
- 4.5. 3-5.<子嗣類>
- 4.5.1. ・宜鬱策総論 共十二假 六十七
- 4.5.2. ・孕虚吟六十八
- 4.5.3. ・弁古六十九
- 4.5.4. ・述古七十
- 4.5.5. ・子嗣類論列総方七十一(処方のみ)
- 4.6. 3-6.<癥瘕類>
- 4.6.1. ・論證七十二
- 4.6.2. ・血疝七十三
- 4.6.3. ・食癓七十四
- 4.6.4. ・気瘕七十五
- 4.6.5. ・癥瘕類論列総方七十六(処方のみ)
- 4.7. 3-7.<前陰類>
- 4.7.1. ・陰挺七十七
- 4.7.2. ・陰腫七十八
- 4.7.3. ・陰瘡七十九
- 4.7.4. ・陰癢八十
- 4.7.5. ・陰冷八十一
- 4.7.6. ・交接出血而痛八十二
- 4.7.7. ・前陰類論列総方八十三(処方のみ)
- 5. 4.最終回コラム
0. はじめに
・はじめに
1. 序
・序
2. 婦人規上
2-1. <総論類>
・婦人九證一
婦人九證一(1)
・論難易二
2-2. <經脉類>
・經脉之本三
・經脉諸臓病因四
・經不調五
・血熱経早六
・血熱経遅七
・血寒経遅八
・血虚経乱九
・腎虚経乱十
・経期腹痛十一
・崩淋経漏不止十二
・殺血心痛十三
・熱入血室十四
・辨血色十五
・血枯経閉十六
・經脉類論列総方十七(処方のみ)
2-3. <胎孕類>
・胎脈十八
・胎候十九
・安胎二十
・悪阻二十一
・胎気上逼二十二
・胎漏二十三
・妊娠卒然下血二十四
・胎動欲墮二十五
・数墮胎二十六
・胎不長二十七
・鬼胎二十八
・妊娠薬禁二十九
・妊娠寡慾三十
・胎孕類論列総方三十一(処方のみ)
3. 婦人規下
3-1.<産育類>
・滑胎三十二
・催生三十三
・穩婆三十四
・産要三十五
・逆産三十六
<番外編>逆子治療の現在地
・胞破産難三十七
・胞衣不出三十八
・気脱血暈三十九
・児初生初誕法詳小児門四十
・子死腹中四十一
・産門不開産門不閉子宮不収四十二
・小産四十三
・下胎断産四十四
・産育類論列総方四十五(処方のみ)
3-2.<産後類>
・論産後当大補気血四十六
・論産後参禁四十七
・産後腹痛四十八
・産後発熱四十九
・産後乍寒乍熱五十
・蓐労五十一
・産後喘促五十二
・産後悪露不止五十三
・産後発痙五十四
・産後大便秘渋五十五
・産後雑証方五十六
・産後類論列総方五十七(処方のみ)
3-3.<帶濁遺淋類>
・帶下五十八
・白濁遺淋五十九
・婦人夢與鬼交六十
・帶濁遺淋類論列総方六十一(処方のみ)
3-4.<乳病類>
・乳少六十二
・乳出六十三(本文①)
・吹乳妒乳六十四
・乳癰乳巖六十五
・乳病類論列総方六十六(処方のみ)
3-5.<子嗣類>
・宜鬱策総論 共十二假 六十七
<時気天時一>
<陰陽天時二>
<地利地利一>
<基址地利二>
<十機人事一>
<畜妾人事二>
<薬食薬食一>
<薬法薬食二>
<飲食薬食参>
<男病疾病一>
<女病疾病二>