著者:大上 勝行
Q.鍼灸師も『傷寒論』を読まなければ、とよくいわれます。 なぜ?どうして湯液の書物を読まなければいけないの? 『傷寒論』にも鍼灸の記述があるから?
A.いえいえ、そんな理由ではありません。 『傷寒論』は急性熱病の治療書で、病の変遷が書かれています。 その理論の中核をなすのは、「三陽三陰」であり、病位です。 経絡経穴で治療する鍼灸師(特に経絡治療家)には、この考え方が不足しており、これを学ぶために『傷寒論』を学ぶ必要があるのです。 『傷寒論』を学び理解することで、病気が立体的にとらえられるようになります。 本連載では、経絡治療家がどの様に『傷寒論』を読めばいいかというテーマに挑戦したいと思います。
<掲載漢方薬リスト一覧>
太陽病
・太陽病_裏和_表虚
・太陽病_裏和_表実
<桂枝麻黄加減法>
・太陽病_裏虚_表証
・太陽病_夾内熱
≠ 内熱_似表
・太陽病_夾痰飲
≠ 痰飲_似表
・太陽病_夾畜血
・太陽病_上実
太陽病_暍・湿・痙・温
⚪︎中暍治法
⚪︎中湿治法
・中湿_表実
・中湿_表虚
・湿邪半入裏
⚪︎痙病治法
・痙病_表虚/表実
太陽・陽明_合病/併病
陽明病
少陽病
太陰病
少陰病
厥陰病
弁脉法第一
平脉法第二
傷寒例第三
(*「第四」は無し)
弁太陽病脈証併治上第五
①内藤希哲解説
②認太陽病法
③辨中風傷寒法
④辨伝経法
⑤弁陰陽寒熱法
⑥太陽病裏和表証宜発汗法
⑦太陽病裏和表虚者用桂枝湯法
⑧太陽病裏和表実者法用麻黄湯法
⑨桂枝麻黄加減法
弁太陽病脈証併治法中第六
①太陽病裏虚表証不可発汗法
②太陽病裏虚表証者宜先救裏法
弁太陽病脈証併治法下第七
①太陽病夾裏滞者宜双解法
②太陽病夾内熱者治法
③内熱似表證者治法
④太陽病夾痰飲者治法
⑤痰飲似表證者治法
⑥太陽病夾停酒者治法
⑦太陽病夾宿食者治法
⑧太陽病夾気滞者治法
⑨太陽病夾畜血者宜下血治法
⑩太陽病上実者宜吐治法
⑪不可吐法
⑫太陽病停脈治法
⑬太陽病縦横治法
弁太陽病暍湿痙温脈証併治法第八
0. 弁暍湿痙温病脈証併治法
1. 中暍
①中暍治法
2. 中湿
①中湿治法
②中湿表実者治法
③中湿表虚者治法
④湿邪半入裏者治法
⑤湿家発黄者治法
3. 痙病
①痙病治法
②弁得痙病因
③弁痙病表虚表実証
④弁痙病表虚者治法
⑤痙病表実者治法
⑥痙病裏実者治法
⑦痙病裏虚者治法
4. 温病
①温病治法
弁陽明病脈証並治法上第九
0. 弁陽明病脈証並治法
1. 認陽明病法
2. 太陽陽明合病併病脈証治法
3. 陽明少陽合病併病脈証治法
>>「週刊にしずかラボ」連載中